内祝いをするべきシーンとお返しをしなくても良いシーン

お祝いをいただいたらお返しをするのが基本

結婚や出産などで「お祝い」をいただいたら、お返しとして「内祝い」を贈るのが基本的なマナーです。お祝いをいただいたのに、お返しをしないことは「片祝い」と言い、縁起が悪いこととされています。お返しは、いただいた金額の半分を返す「半返し」がマナーとされていますが、半分から3分の1程度を目安に予算を立てると良いでしょう。お祝いを品物でいただいた場合でも、金額に換算してお返しの予算を決めます。会社の同僚や趣味の仲間などから、連名でお祝いをいただいたら、いただいた金額を人数で割って、一人当たりのお返しの金額を決めます、一人当たりの予算が500円以下の場合は、ひとつにまとめてコーヒーや個包装のお菓子など、みんなで分けることができるものを内祝いとしてお返ししても良いでしょう。

「お返しは不要」と言われた場合

お祝いをいただいた際に「お返しは不要」と言われる場合があります。言葉通りに受け取っても良いものか迷うときには、気持ち程度のお返しをすることをおすすめします。また、会社などでは、社内で「お返しはしない」というルールを設けている場合には、ルールに則ってお返しはしなくても問題はないでしょう。福利厚生の一環でお祝いをいただいた場合も、基本的に内祝いは不要です。 親族や上司などから高額のお祝いをいただく場合がありますが、結婚であれば新郎新婦の新生活を応援したい気持ち、出産であれば子供の健やかな成長を願う気持ちが込められていることが多く「お返しは不要」と言われた場合は、無理のない範囲のお返しや会食などで感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。